”カシミヤ”ってどんな素材?エルメスやルイヴィトンなどのおすすめアイテムもご紹介

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秋口に入り、今年の秋冬コーディネートを考えられている方も多いのではないでしょうか。
今回は秋冬シーズン、特に冬物衣料に使用される「カシミヤ」についてご紹介します。

■カシミヤとは

カシミヤとは、”カシミヤ山羊”の羊毛を用いた繊維素材のことです。

カシミヤ製品は艶があり、手触りが非常に滑らかです。
また、保温性・保湿性に優れ、ニットやコートなどの冬物衣料によく使用されています。

■カシミヤ製品の機能性が高い理由

カシミヤ製品の特長は、保温性の高さ、他の繊維素材と比較すると艶があることです。

その理由は、カシミヤ山羊が生息する一部の地域にあります。
カシミヤ山羊が育つ山岳地帯では、冬の気温はマイナス20度以下になります。
そんな過酷な冬の中で体温を保つため、羊毛は密度が濃く、細やかな構造になっているといわれています。

また、山岳地帯の飲み水にミネラルが多く含まれていること、厳しい環境下にあるため外敵が少なくストレスが低いことから、平地で育てられた山羊と比べて体毛の艶が高いともいわれています。

■おすすめのカシミヤアイテム

前述の通り、カシミヤ素材は希少性が高く「衣料繊維の宝石」と言われるほど、価格設定が高いことがほとんどです。
また、品質・生産性が高いラグジュアリーブランドのアイテムであれば、ニット1着でも定価が10万円を超えることは珍しくありません。

ただし、中古品であれば、綺麗な状態でも定価の半分以下の価格で流通していることがあるためお買い得に購入することができます。
そのようなブランドアイテムの中で、これからの季節にオススメのものをご紹介いたします。

▼エルメス カシミヤマフラー

エルメスのカシミヤ100%のマフラー。
高品質なカシミヤは身に付けた時に肌触りが滑らかで、直接肌に触れてもストレスが非常に少ないことが特徴です。
さりげなく入ったHの刺繍がエルメスらしい上品さを際立たせます。

▼ルイ・ヴィトン カシミヤネクタイ

表地にカシミヤ素材を使用したネクタイ。秋冬のビジネスシーンにもぴったりのアイテムです。
大剣幅が6ミリと細身のため、ふっくらとした素材感を抑えてコーディネートすることができます。

▼ヘルノ カシミヤコート

カシミヤ素材は非常に細い毛質のため、軽量であることが特徴です。
ロングコートでも軽やかに羽織ることができ、保湿・保温性にも優れているためアウターにも適した素材です。

▼シャネル カシミヤネット

淡い若草色が特徴のシャネルのニット。
カシミヤは繊維が細かくデリケートであるため、染色工程が非常に難しいと言われていますが、染色すれば淡い色でも明るくはっきりとした発色になります。
シャネルの高い技術が表れた逸品ではないでしょうか。

■カシミヤのお手入れ方法

カシミヤは非常に細かい繊維構造になっており、摩擦などのダメージは衣服の破れ・ほつれを引き起こし易い繊維といえます。
デリケートな繊維素材ですが、下記の内容に気を付ければ、ご自宅でのクリーニングも可能なため、参考にしてみてください。
※今回ご紹介させていただいくお手入れ方法はあくまでも代表的な方法となります。 お手入れいただく環境や素材、使用する洗剤や洗濯機などによって方法が変わったりもするので、予めご了承ください。最初に”ぬるま湯で優しく手洗い”

洗面所やボールなどに”洗剤”と”ぬるま湯”を混ぜ、ゆっくりと手洗いで洗濯をしましょう。

<注意点>
・急激な温度変化で、繊維構造が壊れてしまう場合があります。
・冷水や高温のお湯は使用せずに、30℃程度のぬるま湯で、手洗いを行ってください。
・洗剤は、ウールやカシミヤに対応している”オシャレ着洗剤”を使用することをおすすめします。柔軟剤入りであれば、仕上がりがふっくらする為、さらにおすすめです。
・こすり洗いなどは繊維を傷つける場合がある為、押し洗いなどで内部に洗剤が浸透するように優しく洗うようにしましょう。脱水

洗濯ネットに入れ、洗濯機のドライコースで脱水を行います。

<注意点>
・間違って乾燥コースまで行ってしまうと、繊維が縮む場合がありますのでご注意ください。

乾燥

通気性が良い場所で、日陰の平干しを行いましょう。

<注意点>
・直射日光が当たる場所は、変色などを起こす可能性がありますので必ず、日の当たらない場所で乾燥を行ってください。
・ハンガーにかけることは、柔らかいカシミア繊維に対し型崩れの原因になります。
・衣服の場合は、広げて平らに置くことで型崩れを防ぎましょう。

■最後に

高い機能性と合わせて、希少なカシミヤ素材。
ハイブランドにおいては高価なアイテムが多いですが、中古品であれば手の届く価格で購入することも出来ます。

ぜひ、この秋冬のコーディネートの参考にしてみてください。